なりふり構わぬ安倍政権

エッセイ
安倍よお前に恥はないのか!!

沖縄慰霊の日

本日は沖縄県糸満市平和祈念公園で沖縄全戦没者追悼式があった。戦後74年経ち沖縄県民の9割が戦後生まれになったそうだ。玉城県知事は恒久平和の願いを「平和宣言」で語っていた。恒久とは永久に変わらないこと、すなわち永遠平和を願ったわけだ。

私は昨年中学校の講演で故・牛島満中将のお孫さんのお話を聞いた。ガマの中で何日間も過ごしたこと。赤ん坊が泣くと兵隊に怒られるからビクビクしながら過ごしたこと。暗闇の中家族が死んでいったこと。聞いているだけで悲しくて仕方がない話ばかりだった。玉城知事が平和を願うのも当然だろう。玉城知事が「平和宣言」の中で述べていたことをいくつかリストにあげておいた。

  • 本土復帰から47年の間、県民は絶え間なく続いている米軍基地に起因する事件・事故、騒音等の環境問題など過重な基地負担による生命の不安を強いられている
  • 今年の4月にも、在沖縄米海兵隊による悲しく痛ましい事件が起きた
  • 米軍基地の整理縮小と日米地位協定の見直しは、日米両政府が責任もって対処すべき重要な課題
  • 辺野古埋め立て賛否の住民投票を2月に行った、結果は圧倒的多数の県民が埋め立て反対(7割超え)していることがわかった。なのに辺野古埋め立てを強行するのは、正当な手続きを得て導き出された民意を尊重せず、地方自治をないがしろにするもの

特に上記リストの最後のことを言った後は大きな拍手が沸き起こっていた。この後小学6年生女子による平和の詩が読まれた。彼女はとても立派だったね。あんなにたくさんの人を前にして、メモを見ることもなく堂々と前を向いて話していた。

安倍首相登場

その後安倍首相が登場した。沖縄県民の人なのか安倍反対派の人なのかわからないが、野次が聞こえてきた。安倍に対する怒りはわかるけれども式典中にやるのは…うーむ、と私は思うよ。安倍はバツが悪いのかやたらと早口だった。メモを取る気もなかったけど、何を言っているのかほとんどわからなかった。安倍のスピーチが終わると、また罵声と拍手が聞こえてきた。

玉城知事も「平和宣言」の中で言っていた。沖縄県民だけの問題ではなく国民の問題として皆で取り組んでほしいと。沖縄から遠く離れた私たちにできることは限られているだろうけれど、例えば駅前で辺野古埋め立て反対の街宣をやっていたら足を止めて聞いてみるだとか、納得したら署名をしてみるとか、直接的ではないかもしれない。だけど出来ることはあるはずだ。私たちも考え続けなくてはならないだろう。

ここから少し話は変わって、参院選前になりふり構わなくなってきた政権与党の話。

放送法違反ではないのか

昨日なんとも驚きの出来事があった。日本テレビ系列で毎週土曜日朝8時00分から9時25分まで生放送されている「ウェークアップ!ぷらす」に、現役の総理大臣である安倍晋三が出演したのだ。しかも野党の人は一切出演なく。

Dr.ナイフさんのtweetより
安倍ちゃんこれはダメだよ

衆議院予算委員会からも参議院予算委員会からも逃げ続けているのは誰なんだ?政権与党ではないのか、どの口で”審議する”などと抜かしているのだ!

”政治的公平、報道は事実をまげない、意見が対立している問題はできるだけ多くの角度から論点を明らかにすること”が放送法で定められているではないか。

日本テレビと安倍晋三は国民に説明しなくてはならないだろう。

コメント

  1. Kazsang より:

    年末、全国高校生平和集会という沖縄での学習交流会に、自分も引率者のひとりとして立ち会ってきました。東京の高校生たちは色々な意見を持ちながら、どう自分たちが沖縄の人たちに寄り添えるのか、同じ当事者意識を持てるのか、自らに問いかけていた場面がありました。僕自身も、そういう生徒たちの悩みに触れることで、自分自身の立ち位置を定めることができると思っていますし、傍観者ではなく主権者として行動する際の指針となります。『主戦場』レポートの続き、楽しみにしていますね。

    • さんはん より:

      コメントありがとうございます

      沖縄はじめ様々なところに生徒と共に行き、
      平和について意見交換することは
      とても良いことだと思います。
      ありがとうございます。

      傍観者ではなく主権者として行動できている人がどれだけいるのか。
      私もともすれば傍観者になりがちなので考えさせられます。

      主戦場…書きたいこともたくさんあるし
      でも映画の記憶が徐々に…
      しばしお待ちくださいね。

      もう一回見に行くかもです。

      本日は詩のアップです☆

タイトルとURLをコピーしました