大坂城のエレベーターはミスなのか?
ぼちぼち6月も終わりが近づき、2019年も半分が過ぎようとしている。小学生のころ大嫌いな教科の時間は45分が3時間にも感じた、あの体内時計はどこへ行ってしまったのか。「年を取ると一年なんて”アッ”と言う間だよ」と、何度も伝えてくれていた島村先生の言葉を思い出す。本当に早い。もう半年が過ぎるのか。
本日の本論に入る前に、安倍首相よりどうしても見過ごせない発言があったので記載しておく。G20サミット夕食会でのあいさつにて、驚きのその発言が飛び出した。
4世紀に仁徳天皇が都に定めただの、110年前の明治維新(実際は151年前)だの、ガバガバな歴史認識は今に始まったことではないので、もうこの際スルーする。 鉄筋で建て直したのに、当時のまま再建とも言っていた。 いつもの安倍ちゃんか…トホホ。
しかし、見過ごせない発言はその直後に飛び出してきた。それは大坂城修復に関する中でのこの発言だ。
「1つだけ、大きなミスを犯してしまいました。エレベーターまでつけてしまいました。」……?これはギャグなのか?
バリアフリーが、様々な所で推し進められているのは皆さんもご存知の通りだ。この発言は車椅子を使わざるを得ない人々や、高齢でエレベーターを使用したい人々を愚弄しているのではないだろうか。”どのような人にも大坂城へ遊びに来ていただきたい”という気概が伺える良い事例だと思う。むしろ先見の明に溢れるナイス判断ではないか。
昨日、れいわ新選組4人目の候補者が発表された。乳児期に歩行器ごと玄関に落ちてしまい首を損傷。それ以来何をするにも介護が必要な、木村英子さんという方だ。これまでも障がいを持つ当事者として、厚労省などと様々な交渉を重ねてきた人物だ。
山本太郎代表は人選にあたり「人柄と様々な問題の当事者」を擁立していると会見で話していた。国会で障がい者に関する法案などを整備する際、当事者が居ないのはおかしいとも。今まで、そうやって国会を運営してきたからこそ、前述の安倍首相による驚きの発言が出てしまうのだろう。”障害者差別解消法”が聞いて呆れるわ。
” 全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的とする”(障害者差別解消法より)
原稿を書いた人もおかしいけど、そのまま読むだけの首相もおかしいよ。国際的人権感覚皆無だな本当に。一刻も早く首相の座から降りていただきたい。自分の判断で読み飛ばせよ。誰も笑ってなかったろ。では、次の見出しから本日の本論。
※大坂から大阪への表記変更は明治以降のことなので、このページでは「大坂城で」統一した。
闇営業?どうでもいいよ
近頃は吉本興業所属の芸人が、事務所を通さず直接営業をしていたばかりか、その相手が反社会的勢力の人だったということでメディア総出で大バッシングだ。私に言わせると「え?今更?」てなもんだ。特に宮迫に関しては、10年以上前から良い噂は聞いていなかった。当然局の人間も知っていたはずだと思うのだが、まーそんなことはどうでもいいか。
人を騙して稼いだお金からギャラを貰うのは確かにいただけない。いただけないけど、それは吉本興業とテレビ局と、スポンサーなどでじっくり協議をしてくれれば良いわけで、連日様々なチャンネル・番組を使ってまで報道する意味があるのかと疑問で仕方がない。もういっそのこと、地上波で芸能・ゴシップ専門チャンネルでも作って、そこでずっと放送してろよ。CSとかではありそうだけど、有料だと余り人が見ないんだろ?ならばチャンネル1つ増やしてそこでずーっと芸能・ゴシップだけ扱うチャンネル作ってくれ。この国の報道番組が、余りにも低俗なものが多すぎて辟易している。いい年こいた大人たちが芸能ニュースに躍起になるのは、メディアにも責任があるんじゃないのか?
闇営業はどうでも良いけど、クールジャパン機構が吉本興業に最大100億円の出資をしてNTTと組んで教育コンテンツ事業に乗り出すのは大反対だ。もう決まってしまったことだけど。何とか今から中止にしてくれないかな。
サタデージャーナル最終回
先日の記事でも書いたが(上田晋也のサタデージャーナル放送終了)、いよいよ本日「上田晋也のサタデージャーナル」が最終回を迎えた。こんなに良質な番組が朝の5時30分~6時15分という、早朝にしか放送できなかったのが腑に落ちない。
今までも政権に臆することなく、国民が思っていることを痛快に論じてくれていた番組だけに残念で仕方がない。
最終回最後の動画を貼っておく。
動画を見られない方のため、発言を文字で起こした。以下のとおりである。
「世の中の様々なことについて、視聴者の皆さまにほんの少しでも問題提起が出来れば良いなという思いで毎週お送りしてきました。あくまで私個人の考えになりますけれども、今世界が良い方向に向かっているとは、残念ながら私には思えません。より良い世の中にするために、今まで以上に一人一人が問題意識を持ち、考え、そして行動に移す。これが非常に重要な時代ではないかなと思います。そして今後産まれてくる子供たちに、良い時代に産まれてきたねと言える世の中を作る使命があると思っています。私はこの番組においていつも、ごくごく当たり前のことを言ってきたつもりです。しかしながら一方では、当たり前のことを言いづらい世の中になりつつあるのではないかなと危惧する部分もあります。もし、そうであるとするならば、それは健全な世の中とは言えないのではないでしょうか。最後にまた、当たり前のことを言わせていただこうと思いますが、私は政治、そして世の中を変えるのは政治家だとは思っていません。政治と世の中を変えるのは、我々一人一人の意識だと思っています。皆さまどうも、ありがとうございました」
どこぞの首相のように原稿を読みながらでなく、しっかり前を見据えながら語ってくれた。私はこのコメントを聞いて、目頭が熱くなったよ。メディアで活躍されている方が、堂々とこのような発言をしてくれた。所属事務所のナチュラルエイトさんに、激励のメールを送らせていただいた。
私たち国民一人一人に何が出来るのか。仮に今、貴方自身の生活が順調で不満がなくとも、社会全体を見渡したらどうなのだろう?上田晋也さんは売れっ子芸人なのだから、生活にはそれほど困っていないはずだ。それなのに、勇気を出して声を上げ続けてくれていたのだ。
我々国民も当事者意識を持ち、社会にはびこる様々な問題に対応していかなければならないと、改めて強く思った次第である。
上田晋也さん、本当にありがとう。なるべく貴方が出ている番組を見たり、熊本へのチャリテイーに参加させていただきます。これからの活躍も期待しています。
コメント
いつも勉強になります。当事者意識、自分にも足りていない部分があると感じます。
メディアを信じすぎず、知ること、知ろうとすることが大切なんですね。何が正しく、何が間違っているのか。そのためには自分で学んでいく必要がある。そう思わされました。ありがとう^_^
コメントありがとうございます。
いつも読んでくれてありがとうございます。
日々試行錯誤の連続です。
メディアの力ももちろん必要ですし、
正しいことを言っている人もたくさんいると思います。
知ろうとする姿勢はいつまでも、持っていたいです☆
しっかりと見極める目を養っていきましょう。
私もまだまだ勉強不足です。