ライオンの赤ちゃんミイラ発見
エジプトの首都カイロから南に行くとたどり着く古代都市サッカラで、ライオンの赤ちゃんミイラや猫のミイラが発見されてニュースになった。エジプト考古省によると、古代エジプト人が崇拝していた猫の女神バステトを祭る神殿の下から見つかったとのこと。ほかにも出土品があり、いずれも紀元前7世紀ころの古代エジプト第26王朝時代のものだということだ。
エジプトで猫がミイラ化されたのには、もちろんそれなりの理由がある。次でその経緯を説明する。
バステト
バステトはもともと下エジプト、デルタ地帯にあるブバスティス(町)の守護神だった。ギリシャの歴史家ヘロドトスも、ブバスティスで行われたバステトの祭りを書き残している。
バステトは母性愛が強い女神のため、そのうち多産の女神として崇められた。一方、獅子の頭部となり魔物と戦う勇敢な一面もあったため、いつしか家の守護女神として、多くの都市の人々に崇拝されるようになった。
そのためエジプトでは、バステトの聖獣ともいえる牝猫を敬う気風が生まれ、家族と一緒に同じ食器で食事をする風習も広まる。
そして牝猫が死ぬと、ミイラにして儀式の後、埋葬したそうだ。証拠に、今回発見された場所以外からも、これまでにもブバスティス近郊で猫の埋葬地や、多くの猫の彫像やミイラが発見されている。
ちなみに野生の猫を初めて家畜化したのは、古代エジプトの人々である。
保管大変そう
今回発見されたミイラなどは現在、訪れた人が見られるように公開されているらしい。この後どうするのだろう。きっと保管するのだろうけど、エジプトはどんどん見つかるから増える。
ミイラ以外にも像とか発見されている。吉村作治さんは今回のニュースで小躍りしたのかな?それとも、見飽きてるのかな。
ちなみにみなさんはエジプトの神と言えば誰が好きかな?私は、オシリスとイシスの息子にして天空の王であるホルスが好きだよ!
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