山口香あっぱれ

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台風の爪痕

世界的大流行

新型コロナウイルスが世界的に大流行している。競技によっては、まだ東京五輪2020の代表が決まっていない国もある。オーストラリアでは無期限の出国禁止が発令され、欧州各地でロックダウンが始まった。ドイツ保健省は最悪2年間のロックダウンが行われると予測した。このような状況で仮に五輪が開催されたとして、どこから選手が集まるのだろうか。それとも5月初旬ころまでに、新型コロナウイルスの猛威は世界で収束するのだろうか。それから最終選考を行って間に合うのかな。選手はきちんと仕上がった状態で本番に臨めるのか疑問だ。アスリートファースト…とか言っていたよね。

※ロックダウン…もとはIT用語。厳重な封鎖を意味する。政治的意味のロックダウンは市民活動や経済活動の制限、移動や渡航の制限、公共施設の閉鎖、学校の休校などを指す。

ヤワラちゃん

真ヤワラちゃんこと山口香ソウル五輪(1988年)女子柔道52㎏級銅メダリストだ。彼女は現在JOC(日本オリンピック委員会)の理事である。19日朝日新聞の取材に応じ東京五輪について「アスリートが十分に練習できていない状況での開催は、アスリートファーストではない。延期すべき」と意見を述べた。27日行われるJOCの理事会でもこの意見を伝えるそうだ。さらに山口香は「コロナウイルスとの戦いは戦争に例えられているが、日本は負けると分かっていても反対できない空気がある。JOCもアスリートも『延期の方が良いのでは』と言えない空気があるのではないか」と話した。日本社会の本質に切り込んだ鋭い意見だと思う。

JOC会長が残念

JOC会長はロサンゼルス五輪(1984)男子柔道無差別級金メダリスト山下泰裕。山下は山口香が「延期すべき」と発言したことについて20日、「色々な意見があるのは当然だが、そういう発言をするのは極めて残念」と述べた。組織のトップとして、部下の大会に対する後ろ向きな発言が嫌なのはわかる。だけれども、現実と向き合わなくてはいけないよ。本当にすべてが予定通り開催されると思っているとしたら無能オブ無能自然災害大国の日本において、緊急時の「別プラン」を用意していなかったことにもビックリである。

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