主戦場を見に行った
この前の土曜日から横浜はイセザキ・モール近くのミニシアター、ジャック&ベティで「主戦場」の上映が開始された。日系アメリカ人であるミキ・デザキ監督のデビュー作となる今作は日本による慰安婦問題を扱った映画であり、先行上映されていた渋谷の映画館では立ち見も出るほどの盛況ぶりだったようだ。
映画上映に関するゴタゴタや見た感想などは、明日以降の記事で書こうと思う。今日の記事は主戦場を見にいくまでの道中。いわば、単なる日記だ。そのため見に行ってから書いている。twitterでは本日のアップが遅くなること告知したが、遅くなってしまい申し訳ない。
まろさん(一緒に住んでいる犬さん)にご飯をあげた後、ジャック&ベティに電話をしてまだチケットがあるか問い合わせた。上映開始は15時20分。電話をかけたのは12時ころだったろうか。現段階で90席近く空いているが、毎回上映間際になると埋まること。そして、今日がメンズデーで安い日なのでなお混みやすいと教えてくれた。お礼を言い電話を切って、しばらくまろさんと遊んだ。
KQ川崎
12時55分に家を出て自転車をチャリチャリこいだ。KQ川崎駅近くの駐輪場へ自転車を止める。
この駐輪場は1階2階とあり、かなりの台数を止めることができる。そして、写真の注意書きを読んでほしい。読みづらいな。申し訳ない。ここに書き起こすと、”駐輪機にセットしていない車輌は、発見次第空いている駐輪機にセットします。”なのでいつでもあぶれた自転車が適当な所にたくさん止めてある。なんとも粋なハカライではないか。細かいことは気にしない、空いたら入れておいてやるから置いて行けよ!大好きだよ川崎。
13時18分KQ川崎発快速特急三崎口行に乗り、途中横浜で普通列車に乗り換えるためホームに降りた。京浜急行横浜駅のホームで待機するのは久しぶりだったのだが、電車がホームに入ってくるとき、石田あゆみさんの名曲ブルーライトヨコハマが流れてきた。ご当地メロディ楽しいな。
イセザキ・モール
13時28分横浜発普通浦賀行に乗り、3駅で黄金町に到着した。関内側からイセザキ・モールに入ったことは何度もあるが、ひょっとしたら黄金町から行くのは初めてだろうか。大岡川にかかる太田橋を渡りしばらくすると、イセザキ・モールの入り口が見えてきた。
イセザキ・モールに来るのは久しぶりだったので、ゆっくり歩きながらジャック&ベティへ向かう。古本屋さんがたくさんあるので立ち寄りたくなるけれど、取り敢えずはチケットを買いにまっすぐ目的地へ。ジャック&ベティへ行くのは初めてだったので、ワクワク楽しみながら歩いた。
ジャック&ベティ それは誘惑に打ち克った者のみが辿り着ける場所
googleマップによると右手に黄金町駅から数えると2件目のファミリーマート、左手に金物屋さんが見えたら左折と案内されていた。その場所へ着いた。我が身を左折させると驚きの看板が飛び込んできた。
ここにあげた写真は在日本大韓民国民団の横浜支部と、その隣のイメージクラブしか映っていないがその前後、さらにはにモールの脇道にもたくさんの紳士の社交場が…。当初はジャック&ベティへ向かっていたはずなのに、己の煩悩に負けてしまい紳士の社交場へと消えて行ってしまった数々の漢たちの想いを背負い、私はジャック&ベティへと力強く進んでいった。
13時45分ころ到着した。整理番号順に入場する制度だった。チケットを買うと38番目と案内された、中々良いではないか。
主戦場…始まる!!
イセザキ・モール内でご飯を食べて、木陰で読書をしながら15時くらいまで過ごしていた。15時10分までに戻ってくるよう言われていたのだ。15時ころ戻ると、どうやら本日も大盛況なようだった。まずは50番台までの人が、ベティ入口近くに集められた。前の上映が終わると、5番号ずつ呼ばれ続々人が入っていく。私は36から40番までの時に呼ばれ入った。まだまだ席は空いていたので、後ろから2番目の真ん中ら辺に座って、本を読みながら上映を待った。
明かりが徐々に薄暗くなっていく。おお…いよいよ始まるのか。ワクワクしながら本をしまい、ドキドキしながらスクリーンを眺めていた。妖艶な音楽が流れてきた、始まるのか!?4Kリマスター!!の文字が目に飛び込んでくる…??スクリーンにはゴッドファーザーでおなじみのマーロン・ブラントの顔が…??ラスト・タンゴ・イン・パリ。他の映画の宣伝だった。
その後も2本他の映画の宣伝が流れた後、アジアンテイストたっぷりの太鼓の音がズンズン聞こえてきた。いよいよ、「主戦場」の幕開けだ。
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