四行目が擬音

トラックが同じ場所に停まっている
ハンドルに足を引っかけて
おじさんがいつも寝ている
グォォグォォ

反時計周りに走る人々
逆走している人は見当たらない
まるで水族館のマグロのように
スィィスィィ

グラウンドを見下ろす小高い丘
たまにテントが張られていて
中から楽しい笑い声
ドハハドハハ

太陽の陽射しを浴びている
地面の割れ目から葉っぱが拡がる
傍にスズメが寄ってくる
チョボチョボ

15時を過ぎると爺さんがやって来る
いつもの場所に座布団敷いて
イヤホンで何かを聞いている
ガガガガガガ

木陰に入って君と乾杯
どっしり胡坐をかいたなら
楽しいことを考えながら
グフフグフフ

天を貫く歓喜の声で
私たちの宴もお仕舞いだ
白線を踏み外さぬよう
ソワワソワワ