不要不急の法案改正

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自宅でくつろぐ首相とマスク待ちのおじさん…

年金支給開始は75歳から?

新型コロナウイルスの対応が後手後手に回っている政府。待ってられないとばかりに、東京都医師会はPCR検査を6か所で受けられるように準備をはじめ、港区は検査を民間に委託し、杉並区は「発熱外来」を設置するよう動き始めた。各自治体の現場で戦っている方は、本当に頑張っていると思う。医療現場で奮闘する人々とともに、感謝してもしきれない。

それなのに、国は一向に動かないどころかどさくさ紛れに様々な法案を通そうとしている。公的年金の受給開始を75歳まで繰り下げられるようにする、年金改革法案が本日審議入りした。現在公的年金の受給は原則65歳からだが、受給開始を60歳~70歳まで選べる。遅く支給を開始したほうが、毎月貰える額は多いが、それまでに何人の方がこの世からおさらばするのだろうか。そこら辺を見越しての法案だろう。法案を改革する理由は、「長く働きたい高齢者が増えているのを踏まえ、受給開始年齢を75歳までにする」とのこと。一体何を言っているのだろうか。働かないと生きていけない人が大多数ではないのかな。何とも感情の見えてこない考え方だ。

ここからは、私の推測だがなし崩し的に年金支給開始年齢がドンドン高齢化するだろう。今は原則65歳だが、原則70歳から。になったり、前倒しで貰えるようにするにはたくさんの手続きが必要になったり。そのため、先に手回ししておくのだろう。こういったことだけは、先手を打ってくるなんて嫌になっちゃうね。

検察官人事に内閣が介入

新型コロナが日本国内にどれだけ蔓延しているのか。最早誰にもわからない。いつ、誰が感染してもおかしくない状況だ。この国で暮らす人々が不安に駆られている最中、驚きの法案が明後日16日提出される。検察庁法改正法案。この法案が通ると、検察官人事に内閣が介入できるようになる。黒川弘務東京高検検事長の定年延長を得意の閣議決定で押し通している安倍内閣。やりたい放題だなしかし。

検察官はあらゆる犯罪を捜査することが可能で、被疑者を起訴するかどうか決める権限を持つ。なので、いかなる権力からも距離を持ち、公平で不偏不党でなければならない。それなのに、この法案が通ってしまうと「自分たち(権力者やその仲間)を起訴するような検察官は任命しません」てなことも可能になってしまう。民主主義の根幹が崩れる大いなる危機だ。新型コロナウイルスだけでも相当な国家の危機なのに、民主主義すらも奪われかねない。

大炎上動画はこのための布石

一昨日の日曜日。人々に自宅待機を要請するため、安倍晋三がTwitterに投稿した動画が大炎上した。多くの方が見たことだろう。ではここで改めて、本人による投稿をジックリご覧いただこう。職を失ったり給料が大幅に減ってしまったり、明日からの暮らしがわからぬ人が多数いるにも関わらずこの呑気な投稿である。「友だちと会えない。飲み会もできない」その通りなんだけど、首相の言葉としては余りにも残念である。

ワンちゃんは悪くないよ

星野源さんが自粛を頑張る人々へ、さらに活動の場を失った全てのミュージシャンへ「私の楽曲と適当にコラボしてね」と提供した動画に、タダ乗りし家で優雅にお茶を飲み犬と戯れ、テレビのリモコンをポチポチする安倍晋三。ろくに検査もしないノーガード戦法で新型コロナウイルスに挑み、感染拡大を推進したうちの一人なのに、よく挑発するような動画をあげてくるなと思ったが合点がいった。「きな臭い法案審議」から目を逸らさせるためなんだね。まさに火事場泥棒。新型コロナウイルス騒動に+して自らも発火点となる安倍晋三。中々図太いね。日本の皆さん、こんな動画はどうでも良いから怒るだけ怒ったら、しっかり法案審議の行方に目を光らせておきましょう!

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