主戦場について
日系アメリカ人ミキ・デザキ監督による作品。主なテーマは日本と韓国の「慰安婦問題」。主戦場に関する記事は「横浜ジャック&ベティ」「主戦場vol.1」「主戦場vol.2」。
しんゆり映画祭で上映中止
10月27日・29日~11月4日まで行われている”KAWASAKIしんゆり映画祭”。映画祭の運営側は「主戦場」の上映申し込みを進めようとしたが、共催である川崎市から懸念の声があり上映見送りになった。と”KAWASAKIしんゆり映画祭”側は見解を示した。(全文はコチラ)
映画祭予算の半額に近い600万円を川崎市が負担している。川崎市は「主戦場」が上映差し止めの訴訟中であること、また市民や運営やボランティアや観客の安全確保ができないという運営面での課題を理由としたそうだ。
どうしても思い出してしまうのは「あいちトリエンナーレ」での騒動だ。脅迫犯が出てしまい、多くの関係者が対応に追われたことだろう。
市がお金を負担している、すなわち税金が投入されているイベントに「主戦場」は相応しくないと言われてしまうことを懸念しているのだろうが、果たしてそうだろうか。
日韓の慰安婦問題に対して、双方の主張や歴史的事実をひたすら流しているだけだ。出演している人々が、自らの口で語っていることではないか。多くの人に自分の意見が見られるのは困るのかな?
杉田水脈やケント・ギルバート、藤岡信勝などよ。「あんなこと言っちゃって恥ずかしいわ」ってことなら、自らの発言は間違えていたと良いんじゃないかな。
川崎市よ頑張ろう
日本ではいまだに刑事罰を盛り込んだ「ヘイトスピーチ」を禁止する法律がない。先進国を名乗るのであれば国を挙げて取り組むことだが、どうも腰が重いようだ。川崎市はそんな国を尻目に、全国初の刑事罰を盛り込んだ条例制定を目指している。この夏はパブリックコメントの募集があった。もちろん私もコメントを送った。
様々な圧力が想定されるからこその、KAWASAKIしんゆり映画祭での「主戦場」上映見送りだろうが、折れるのがいささか早くはないかな川崎市よ。条例制定に関しても必ずや妨害してくるだろうから、こんなに弱腰で良いのかと少々心配だけど応援してるぞ。
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