第1回親子一武道会

引きこもり,エッセイ,さんはん,言いたい放題,自由, エッセイ
優勝したもんねー!!

メディアは引きこもり家族を煽るな

5月28日の朝に起きた岩崎隆一による事件の後、5月31日には福岡県で引きこもりの男性が母と妹を暴行したのち家に放火して自殺。そして6月1日、熊沢英昭が息子の熊沢英一郎さんを殺害して自首した。この間あらゆるメディアで引きこもりに対する報道が多く行われた。

報道の中で私が一番驚いたのはフジテレビが松本人志さんの「不良品発言」をカットしなかったことだ。私はワイドナショーの時間は散歩をしていてテレビを見ていないのだが、報道で内容を知った。なので細かいニュアンスはわからない。わからないけど、どのような人に対しても”不良品”という表現はどうなのだろうか。全国放送で流してよい発言だと私は思わない。ワイドナショーは生放送ではないのに何故カットしなかったのだろうか。もちろん松本人志さんの発言にも問題はあるだろうが、カットをすれば良い話ではないか。なんのこっちゃ?と言う方は6月2日に放送されたワイドナショーについて調べてみてほしい。

メディアが引きこもりを抱える家族を煽っているような感じがしてならない。面白おかしく報道するのは良くないと思う。 私は周りに迷惑をかけなければ、引きこもりは引きこもりで別に良いと思う。ただ様々なメディから聞こえてくる解決策が、”外部に相談”ばかりなので他に解決策は何かないかと必死に考えた。引きこもり対策にあたる政府の人は是非参考にしてほしいし、私の案を採用するときはきちんと連絡をしてほしい。宜しくお願いします。

令和に幕開け!第1回親子一武道会

・親からの虐待により引きこもりになった場合に限る

私が提案する解決方法はこうだ。始めに提案する親子一武道会とはドラゴンボールの天下一武道会のようなものだ。殺人はもちろん禁止。武器の使用も禁止。素手のみ。引きこもりの原因が親からの虐待に限り総合格闘技で決着をつけるのだ。これは盛り上がるに違いない。

例えば、70を超えたじいさんと40くらいのおじさんがガチで殴りあう。しかも親子。試合前の煽りVだけで小川直也VS吉田秀彦を超える熱狂が巻き起こるかもしれないぞ!テレビ局はどうでも良い芸能人の恋愛情報とかを流すくらいなら、親子一武道会を生中継してくれよ。社会全体で引きこもりの社会復帰を後押しするんだろ。出来ないわけがない。

毎月第1・3土曜日13時~17時。会場は富士通スタジアム川崎でどうだ?楕円に拡がる客席と屋外に設置されたリングは、さながら現代のコロッセオだ。もちろん入場料を取り客を入れて、ビールなども売る。売り上げは全て出場選手同士で分ける。私が出場するなら入場曲は”大音量のパワーホール”か”怒りの獣神”でリングに続く花道を歩きたい。

勝者には500万円くらい賞金が出るわけだ、スポンサーから。スポンサーも日本が抱える引きこもり問題に一役買うわけだから鼻が高いだろう。経団連会長や東京電力の前会長・勝俣恒久前社長・清水正孝には個人名義で、是非とも1億円ずつ賞金として援助してほしい所だ。

子どもが勝ったらそれで自立を目指すもよし、意表を突いて親孝行してもよいだろう。親が勝ったら、豪華客船世界一周の旅に逃避しても良いし、賞金を子どもにあげてさらに引きこもらせても良い。自由だ。何か商売を始めるきっかけにしても良いだろう。

この戦いを社会との接点を持つきっかけにしてほしい。スポーツという名のもと、憎い相手を殴れる上に勝てばお金も手に入り、誰かとコミュニケーションを取ることが出来る。一石三鳥ではないか。過ぎ去った時間は戻ってこないが、心機一転チャレンジと言う意味でいかがだろうか。アントニオ猪木さん、実現に向け検討してみてはくれないだろうか。

引きこもり中

バイオレンスはちょっと…という方のために他の案も当然考えてある。その名もズバリ引きこもり中。参加条件は引きこもりであることだけ。ルールは至って簡単。決められた区画に集められそこから出なければ良い。部屋、トイレ、食事、シャワーなど生きていくためのものは与えられる。定期的に訪れる”誘惑タイム”に打ち克ちいかに引きこもりを継続できるかが鍵。時間に応じて受け取れる賞金があがっていく。

誘惑一覧

・恐竜が玉乗りしている

・トランプ大統領緊急来日

・亀田史郎VSやくみつる

などなど…この誘惑に打ち克ち引きこもり続けたものこそが、真の引きこもりキングだ!

引きこもりよ、慌てることはないぞ

熊沢元農水次官の事件が起きてから、引きこもり界隈が衝撃を受けているようだ。ただ、引きこもりさんたちよメディアに踊らされるな。みんなは別に危ない奴なんかじゃないよ。タイミングとか待っているんだよね、きっと。仮にずっと引きこもりでも、他人に危害加えなければ良いじゃんね。

他人をダマして蹴落として、セクハラとかパワハラとか日常的に行いながら、”妻や子の前では良き親父”なんて奴よりは、私は引きこもりの方が好きだよ。優しい人が多いしね。

だから、間違っても自分で命を絶ってはいけないよ。イライラすること、納得できないことたくさんあるだろうけど、他人に危害を加えてはいけないよ。私が出来るサポートは、話を聞くことやメールを返すことからしか始められないけど、必要ならいつでも連絡してほしい。気づいたらきちんとお返事します。

政府は本当に引きこもりを支援する気があるなら、職業訓練とか称して間にパソナなどを挟むのやめなさい。間に誰かを挟めば挟むほど、当人の手に渡るお金は少なくなるのだから。引きこもりを支援したいのか、誰かを儲けさせたいのかハッキリしてほしいものだ。

コメント

  1. Kazsang より:

    とても刺激的な提言ですね。
    特に前段の部分は、もし小説化されたら読んでみたいです。
    また最後の文章に、勇気づけられる人がいることでしょう。
    自分も、さんはんさんの言葉に賛同します。
    ひきこもりは、人の生き方のひとつの形で、人によっては
    生存権を行使する唯一の手段なのかもしれないのですよね。
    その権利を護るため、なにができるのかを問いたいです。

    • さんはん より:

      Kazさんコメントありがとうございます。

      アントニオ猪木が参院選不出馬とのこと。
      ひょっとしたら、親子一武道会に注力してくれる…わけないですよね。

      生存権はとても大切なのに、
      ないがしろにされがちですよね。

      その権利を護るために私たちに何が出来るのか…
      個人を認めること(犯罪除く)は大前提ですね。

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