麻生副総理の発言
一昨日のニュースなので、既に見聞きした人もいると思う。これまでも数々の暴言を吐いてきた麻生副総理が、またまたとんでも発言。1月13日福岡県直方市で開かれた国政報告会でのことだ。
「2千年の長きにわたって、1つの民族、1つの王朝が続いている国はここしかない」と日本について述べたのだ。田原総一朗が居たら、「ちょーっと待って!本当に?」と言いそうなものだ。
麻生副総理の発言を真に受けてしまう人が、一定数いることが恐ろしい。麻生副総理は賢い人だから、きっといつものように人々を煽って、特定の人たちから喝采を浴びたかっただけなんだよね。ダメだよ!思ったより信じちゃう人たくさんいるから。太郎は本当に人が悪いな。
アイヌ民族支援法
2019年4月19日に「アイヌ民族支援法」が成立したばかりなのだ。この法律では、初めてアイヌを「先住民族」と明記し、独自の文化の維持・振興にむけた交付金が創設された。
これを踏まえたうえでの上記発言を振り返ると…「う~ん、マンダム」
私は古代九州にも他の民族が居たのではないかと考えている。
多くの渡来人
古代から日本と中国や朝鮮半島の国は交流があり、多くの人々が海を渡って日本列島にやってきた。例えば、桓武天皇の母親である高野新笠の父は百済系だ。日本に「百済」や「高麗」という地名もある。中国や、朝鮮半島から来た人々は同一民族とみなしているのかな?そうだとしたら、なんで未だに根強い差別があるのかな。う~ん、頭がこんがらがってきたから、麻生副総理の話題へ戻る。
即謝罪
どうやら昨日、麻生副総理は上記発言について即刻謝罪したようだ。「誤解が生じているならおわびのうえ訂正します」と。毎回これだな本当に。「あーなんかガヤガヤうるせーから、一応謝っておくか。はいはい、ごめんなさい」
謝罪した後に「長いこと日本という国は、民族の大移動なんていうものもなかったし、他の民族から占領されて変わったということもない。国の地域が動いたということもないから、比較的まとまった形で2000年近くの間、継続してきたということを述べただけの話であって、そのように理解いただければと思う」 と発言した。
そもそも2000年近くって何を根拠に言っているのかな?歴史上で「日本」という言葉が最初に出てくるのは中国の正史『旧唐書』。その時の日本の天皇は天武天皇である。なので7世紀だ。それ以前の日本列島の一部地域を指す言葉として、倭、ヤマトなどがあるが、果たしてすべて連続していた王朝だったのか、私には甚だ疑問である。
未だに邪馬台国論争に決着がつかないのも腑に落ちないし、卑弥呼が誰だったのかもわかっていないではないか。
全ての古墳を調査せよ
なんの裏付けもない、わけわからん戯言は全ての古墳を調査してから言ってくれ。何で未だに調査しないのだろうか。色々不確定なことがハッキリするのに。あ、でも調査は日本チームだけでやったらダメだよ。学者は真面目にやっていても、メチャ怖い政治家に脅されて調査結果を捏造してしまうかもしれないから。日本の政治家に屈しない国際調査チームを組んで、是非「神武天皇陵」はじめ、全ての古墳を調査してください。そのうえで、万世一系126代を主張してくださいね。
コメント