感染者数が増えない理由
東京都のHPから、都内の新型コロナの現状に対する様々なデータを見ることができる。常々私は、「検査をしていないから日本では感染者数が増えていないだけで、潜在感染者はたくさん居る」と主張してきた。その裏付けがこのデータなどである。
一昨日3月23日のデータを見て行こう。新型コロナコールセンター相談件数が752件、新型コロナ受診相談窓口相談件数が2,051件である。それに対し、検査まで辿り着いた人数は56人である。コールセンターと窓口の相談件数をあわせると2,803件の相談が寄せられた。それに対し実施は僅か56人。相談者の1.9％しか検査していないことになる。100-1.9＝98.1ということで、相談者の98%は要経過観察となった。
山下泰裕酷いね本当
JOC理事である山口香の勇気ある提言を「山口香あっぱれ」でとりあげた。山口の発言に対し、翌日JOC会長の山下は苦言を呈した。内容は以下の通り。
3月19日山口香は朝日新聞の取材に対し、「アスリートが十分に練習できていない状況での開催は、アスリートファーストではない。延期すべき」 さらに、「コロナウイルスとの戦いは戦争に例えられているが、日本は負けると分かっていても反対できない空気がある。JOCもアスリートも『延期の方が良いのでは』と言えない空気があるのではないか」と締めくくったのだ。 この発言を聞いたJOC会長山下泰裕は20日「色々な意見があるのは当然だが、そういう発言をするのは極めて残念」 と発言。この時はまだ東京五輪の開催がどうなるか決まっていなかった。とはいえアスリートファーストを掲げているのだから、山下は山口の発言に理解を示す場面だっただろう。
そして、東京五輪開催延期が決まった本日の山下の発言がこちら。「正直なところ、予想より早く方向性が定まった。日本の世界のアスリートがさまざまな思いを抱いていると思う。ただ、これはアスリートの安全を第一に考えての苦渋の決断。理解をしていただきたい」………だったら、山口が上記の発言をした時に同調しとけや。これは酷い日和見野郎。う~ん、控えめに言っても屑ですね。
小池の会見始まった
今更ですかってことのオンパレードですな。何度も何度も言わないと浸透しないだろうから、都知事も大変だろうね。そして、全てお控えお控えで「自粛」ってことですね。決断しない、責任を取る気概がない人は首長をしないでいただきたい。
「平日の仕事はできるだけ自宅で行っていただきたい」「週末は急ぎでない外出はしないで」「海外からの帰国者は14日間の自宅待機要請」
先週の3連休前に何故これが言えなかったのか。東京五輪開催の帰趨がわからなかったから仕方ないのかな。でも、首長がそれで良いのかな。そして、海外からの帰国者に対する対応。私が1月29日に書いた「新型コロナ」約2カ月前に医療や政治にド素人の私でも、「これで良いの？」と危惧していた。それなのに2カ月の間、国は感染を防ぐための対策を有効に行わず、都知事も「自宅に居てね」とお願いしか出来ない始末。政治とは何の為にあるのだろうか。満員電車は感染拡大の温床ではないのか？と尋ねられた加藤厚生労働大臣は「通勤電車に乗っていないからよく分からない」などと言い出す始末。
「感染爆発重大局面」という言葉で会見を締め、質疑応答に移行した小池百合子。なんか、国も1か月くらい前に「これから2~3週間が勝負だ！」とか抜かしてたけど、検査してこなかったからね。
ナイス質問
「週末都民の自宅待機は良いけどさ、東京には他県からの観光客が来るんじゃないの？」と質問された小池百合子。「近隣の知事たちと、どんな形が有効かそれぞれの意見を交わす」ってさ。金曜夜まであと2日…。
百合子会見での専門家の意見
新型コロナ感染者の8割は本当に症状が軽い、動けちゃうし仕事も行けちゃう。2割は入院が必要。そのうち、極少ない人が一気に重症化し、最悪死亡する。尚更たくさん検査しないとダメなんじゃないの？
しかし小学校は再開します！
東京都の小学校のことを一番最後に聞かれていた。「公立の小学校は往々にして自宅の傍、だから学校再開」だってさ。子どもはそうかもしれないが、職員は電車やバスで来るんじゃないのかな？仮に職員が感染→子どもに感染→子どもから親に感染となったら、テレワーク（笑）も意味ないじゃんね。何これ。
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